収入と所得の違い

毎週、このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。

先週の問題はこちら!

 

先週のマネトレ問題

会社でもらう給与のことを「年収」や「手取り」や「所得」と言ったりしますが、このうち「所得」とは「収入(年収・総収入)」から何を引いた金額でしょうか?


生活設計士® つむぎ
生活設計士® つむぎ

答え

 

税金や社会保険料を引いた金額

【解説】

自営業の方であれば「収入」と「所得」の違いというとピンとくる方が多いのですが、会社員の方で明確にそれを使い分けて言う方は少ないかもしれません。

 

では具体的に「収入」と「所得」は何が違うのでしょうか。

 

入ってくるお金すべてのことを「収入」と言います。

つまり「年収」というのは、年間に入ってくるお金の合計値となりますので、源泉徴収票の中の「支払い金額」がこれに該当します。

会社から見てあなたに支払った金額の総額がこれですよということで「支払金額」に総収入が記載されます。

でも実際に、その金額のお金がまるまる使えるわけではないですよね。

そこから、税金や社会保険料を差し引いた金額のことを「所得」と言います。

源泉徴収票の中の「給与所得控除後の金」がこれに該当します。

「所得税」とは言いますが年収税とは言いませんよね。

つまり所得に対して課せられる税金のことを所得税と言います。

 

このように小さな言葉の違いにも、意味には大きな違いがあったりします。

給与明細や源泉徴収票などを受け取った時に、これは何の金額なのかと疑問を持って調べるだけでもマネートレーニングになるのではないでしょうか。