7月11日に『教科書から学ぶ生活経営』オンライン講座を開催しました。
歴史や化学、映画やテレビ、歌謡曲やゲームなど、様々な視点から経済を読み解き、市場の流れや将来の生活についての影響へ解説される 明賀 剛 講師による2か月に1度のオンライン講座。
その内容には、毎回 驚きがあったり、気付きがあったり盛りだくさんです。
今回のお話では、様々なデータをもとに、世界の出来事が私たちの生活へ影響を与えていることを知りました。
例えば、訪日外国人旅行客が近年増加しているのは皆さん感じていらっしゃることと思います。
実際のデータでも2015年くらいから一気に増え始めていました。
またこの裏付けとしてのデータは新興国の名目GDPの推移。
1つだけのデータでなく、複数のデータを同時に見ていくことで今起きていることの要因の整合性がとれ、生活経営者として慎重な選択ができるとのことでした。
その他にも、日本の死因トップ10の中に、不慮の事故や自殺がありますが、その両方が減少傾向にあります。
バブル崩壊後10年間は、日本人の自殺件数は3万人を超えていましたが現在は約2万人で年々減少傾向にあります。
不慮の事故も近年では、主な要因が窒息や骨折となっておりその数も減少。
医療技術が日々発達しているのも、老衰以外の死亡を防ぐ要因ではあるのですが、この背景にあるデータの1つに通信の変化もあるようです。
固定電話からスマートフォンへ移行し、常に通信機器を携帯していることや、緊急連絡番号へすぐに通報できるようになりました。(その反面、消防署の救急隊員さんはひっきりなしに出動要請がかかっているようです。)
このような、様々に変化する世界環境の中、その流れの舵を担う一つにSDGsがあります。
SDGs=Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、
世界は「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会実現のために2030年までに国際目標を17項目設定し、それに向かって様々な取り組みが進んでいます。
明賀氏より「将来のことを考えるときは、過去も同じ長さで遡り、過去からの流れを確認すること」との言葉をいただきました。
世界や日本の今の取り組みが毎日ニュースで流れています。
そこだけを見て将来を想像するのではなく、過去のことも知り、その流れを確認しながら将来を予測することが「慎重になる」ことなのだと思います。
次回の明賀氏のオンライン講座は9月19日(木)20:30に開催します。
『私たちの生活が変化した理由、変化しなければならない理由』をテーマに
家電やトイレの進化などからその理由をひもとき、生活経営につながることを考えていきますので、お楽しみに!
お申し込みは下記のサイトまで