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ハワイからのオンライン講座

本日、食の講座の夏休み特別企画『ハワイフード』をテーマに、講師である管理栄養士の杉山佐保里さんがハワイ滞在中に生の声をお届けするかたちでのオンライン講座を開催しました。

外国からお届けするオンライン講座の開催は初めてでしたが、画像や音声もスムーズにつながり一安心。

そしてボリュームのある講座内容で、あっという間の1時間でした。

 

ハワイの方は美と健康の意識が高いとのことで、全米での健康ランキングは1位とのこと。

しかしWHO世界191ヶ国の中での肥満割合ランキングでアメリカは12位。

それに対して日本は185位…つまり日本は肥満割合が少ないということで、日本の食文化に興味を持つ方も多いとか。

杉山先生からは、食事だけでなく日本では公共交通機関を使う方が多いので歩くことが多くなるのに対して、ハワイではほとんどが車移動という運動量の差もあるのではないかとのことでした。

 

そんな中、スーパーで売られている食品には、健康につながる様々なマークが表示されています。

例えば『NonGMO』マーク。

GMOとは遺伝子組み換え食品のことで『NonGMO』とは遺伝子組み換えではない食品を示しています。

例えば遺伝子組み換えの大豆の加工食品を作った場合、その大豆の搾りかすは家畜のエサとなるため、その家畜もNonGMOではありません。

日本ではマーク表示はないにしても、原材料の食材の後にカッコ書きで“(遺伝子組み換えではない)”と書かれていたり、それをPRポイントとしている食品等ではパッケージデザインに表示されていたりもします。

マークで表示されているということは、それだけ米国ではスタンダードなことなのかもしれませんね。

 

また『USDA』=『オーガニック認定』のマークもあります。

この『USDA』マークの食品は遺伝子組み換えではないことも含みますので、ハワイの方は『USDA』マークを目安に食品を選ぶことが多いそうです。

オーガニック認定を受ける食品は、有機農地で栽培された野菜をベースにしているそうですが、そもそも有機農地の割合が日本は米国や中国よりも低く、なんと0.2%!(ヨーロッパ10%以上、米国0.6%、中国0.4%)

国土が小さいことも関係しているのかもしれませんが、驚きの事実でした。

その他にもパワースナックや人気の食品、そして健康保険料や医療負担についての日本との差など、食から健康についてまで多種多様なお話をきかせていただきました。

食に限らず日本と外国との文化や意識の違いを知ることで、自分自身の足元をちゃんと見つめられたり将来の創造へつながるヒントを得ることもあると思えた貴重な時間でした。