歴史ある建造物は、そこへ訪れるだけでタイムトリップしてしまう感覚になりませんか。
今の時代と、その建造物が建てられた頃の時代。
比べてみると何もかもが違うようですが、1秒進む毎に時が刻まれて小さな変化を起こし、数十年、数百年、数千年を重ねて大きな変化となります。
人生にはたくさんの岐路があり、小さなひとつの選択でその道は大きく変わっていきます。
だからといって一つひとつの選択に、思考する時間をかけることも難しいですし、迷っていては先へ進めませんから、無意識にしろ意識するにしろ、何らかの選択をしていくことで自分の人生が刻まれていきます。
ひとは思考し、記憶する生き物です。
瞬時の選択が「間違えてしまったかも」と思うことがあれば、それが記憶に残り、次に同じような出来事があれば自ら正しいと思う方を選んでいくことでしょう。
そんな日々の積み重ねが、今ある自分を形成していくのだと思います。
たくさんある情報の中から、何が正しいかの判別は難しいことです。
世の中の正しい・間違いは、個人の価値観に左右されますので、自分の価値観に照らし合わせて情報を選別していける力が問われる時代なのかもしれません。
日々様々に入ってくる情報を、自分なりの価値観で選別していける力が養われると生きるのも楽になるのではないかと思えます。
その力を養うために、今何をすべきか考えてみる。
歴史ある場所へ訪れて、立ち止まって時の流れを見つめてみる。
忙しなく流れる時間の中でそんなときがあっても良いかもしれません。
byスタッフ