このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。
前回の問題はこちら!
前回のマネトレ問題
会社員の手取り所得はどのように計算しますか?
答え
年収-(社会保険料+所得税+住民税)
【解説】
このホームページの中の「しあわせ持ちになる生活経営学のプチ講座」で掲載している家計の貸借対照表にもある通り、総収入である「年収」から社会保険料や税金を引いた金額が「所得」つまり手取りとなります。
詳しく算出しようと思うと、会社員の方は、源泉徴収票と毎月の給与明細から計算ができます。
手取り=「給与所得控除後の金額」-「所得控除の額の合計額」-「源泉徴収税額(所得税)」-「住民税(1年分)」
計算の基となるのは以下の項目です。
<源泉徴収票>より
・「給与所得控除後の金額」 給与所得控除とは、会社員でも必要経費を自己負担しているだろうということから年収(会社側から見た「支払金額」)に応じて一定額を課税対象から差し引いてくれるもので、
給与所得控除後の金額とは、年収(源泉徴収票にある「支払金額」)から給与所得控除を引いた金額
・「所得控除の額の合計額」 基礎控除、社会保険料控除、生命保険料控除、配偶者控除等の所得控除の合計額
・「源泉徴収税額」 年収や控除等から計算された所得税額
<給与明細>より
・「住民税」
ちなみに毎月の給与明細でも所得税額は計算されていますが、そこでは計算しきれなかった様々な控除等があるため、年に1度、詳しく計算をして所得税額を割り出したものが源泉徴収票に記載されている「源泉徴収税額」です。
毎月支払っていた所得税との差額があれば還付や追納となります。
また源泉徴収票に記載された金額をもとに翌年に支払う住民税の計算もされますので、源泉徴収票には住民税の記載はありません。