先日、通っているトレーニングジム(CORE×CORE)で開催された「おとなの体づくり勉強会」に参加してきました。
このジムでは、単なる筋トレではなく、姿勢・骨・筋肉を正しい位置に戻し、その上で必要な筋肉をつけるというトレーニングを行っています。
なぜ姿勢・骨・筋肉の位置を正しくしてから筋トレするのかというと、ゆがんだ位置にそれらがあると、どんなに筋トレをしても体の不調は治るどころか酷くなることもあったり、スポーツをする方は特に偏った筋肉の使い方をしているため故障も多く、それらを未然に防ぎながらポテンシャルを上げていくことができるということなのです。
また、正しい姿勢、正しい位置に骨や筋肉があれば、見た目も美しく、疲れにくくもなります。
正しい位置にしたうえでの筋トレは、地味に辛いのですが、辛いの先に心地良いが降りてきます!
(トレーナーの方いわく、その先には「楽になる」が待っているとのこと…私はまだその領域に到達できていませんが^^)
話はそれましたが、勉強会。今回のテーマは『肩甲骨と肩』。
デスクワークが中心の私にとって、ここ最近の課題はまさにそれで、トレーニングでも重点的に正している部位のため、聞く気満々で勉強会へ臨みました。
講師の方から最初に「自分の理想を思い描いて(例えば、肩こり解消・美しい鎖骨・腕がまっすぐ上がるようにetc...)、聞いてください」とのこと。
ゴールを描いて知識や体験を重ねることで、より効果が得られるというのは、生活経営と同じだなと思いました。
それでは本題の肩甲骨と肩ですが、この部位は、自由度が高く、壊れやすい。繊細で複雑な構造だそうです。
肩甲骨、鎖骨、上腕骨、そして肩と呼ばれる部分はどこなのか。
どの骨と骨とのジョイントが何という関節で、それらの役割と特徴、様々な機能と正しい位置など、知れば知るほど人間の構造の深さがわかり、自分の体を愛おしいと思いました。
特に「なるほど!」と思ったのは、各関節は『可動性が必要な部分』と『安定性が必要な部分』が交互にあるということ。
例えば手首は『可動性』、その上の肘は『安定性』、肩関節(肩甲上腕関節)は『可動性』、肩甲骨(肩甲帯)は『安定性』・・このように交互になっていて、四十肩、五十肩で腕の上がらない方は、それが逆になっているそうです。
下半身も同様に、足首は『可動性』、ひざは『安定性』、股関節は『可動性』、骨盤は『安定性』。骨盤の安定性がないと、股関節ががんばろうとして固くなり、股関節が固くなるからひざが痛くなったり、骨盤の安定性がないから骨盤付近の腰痛がひどくなる。
つまり、安定性が必要な部分が安定していないから、可動性が必要な部分ががんばって固くなる・・・これが連鎖して正常とは全く逆になることで、関節の痛みが生じるのだそうです。
最後には2人1組で、各々の関節や骨の位置を確認したり、有効なトレーニングを学んだのですが、このジムの特徴として、「触って確かめる」があります。
2人1組での体験でも、お互いに背中を触り、確認し合うことで、感触→脳への伝達で自分のカラダのことがよく分かりました。
普段のトレーニングでも、私の呼吸に合わせてトレーナーの方が骨と筋肉の移動する方向を直接触って教えてくださいますし、筋トレの時にも使うべき筋肉の位置を押して教えてくださるので、どこに力を入れたら有効なのかを意識できます。
(もちろん、コロナ対策は万全のうえです^^)
触るという感触で私の脳に刻まれ、どんな風に骨や筋肉が動くと良いのかが、脳と体の両方できちんと理解できます。
今回の勉強会では、「知る」と「分かる」を同時に体験できました。
特に深く「知った」後で「分かる」を体験すると、脳と体に刻み込まれ、勉強会の後に続けて行ったトレーニングでは自分の理想を描きながら体を動かすこともでき、疲労感も心地良かったです。
あとは日々の自主トレで「できる(やる・実行)」を積み重ね、また次のジムでのトレーニングで「確認(検証)」と「修正」を繰り返し、続けるのみです!
byスタッフ