先月、第13回目の「教科書から学ぶ生活経営」を開催しました。
3月からの引き続きのメインテーマは『生活のリソース(資源)を考える』。
生活経営資源に挙げられるのは、人・モノ・お金(預貯金、株式、債券)・時間・個人情報・トークン化(財産、資産)で
その中でも、5月は時間に焦点をあてて、時間と空間の関係を見ていきました。
身近なことで例えると、
これまで遠方での仕事は、新幹線や飛行機等を使い、移動にも時間がかかっていましたが
オンラインで仕事ができることで、時間と空間を上手に使っていくことができます。
その分、ゆとりの時間を持つことができるということです。
デジタルが進化するなかで、VR、AR、MR、SRといった、XRと言われる技術がありますが
それらの特性を見ていくと、空間を上手に利用しながら時間を圧縮することができていることが分かります。
例えばMR(複合現実)では、
熟練技術者が建築物をチェックする際のポイントをデジタルに記憶させ
実際の建築現場で若手技術者がそのチェックポイントを可視化できるといったようなしくみが開発されています。
何もかもがデジタル化されてしまうと味気ないような気もしますが、何をデジタル化するのか、アナログのままでいくのかの選択は、あくまでも私たちにあります。
最近では、音楽=レコードや、キャンプ、料理などのモノづくりなど、
『手をかける』ことに楽しみを見出す方が増えているのも、自由な時間が増えたからなのではないでしょうか。
自由な時間が増えたことの裏には、これまで時間をかけていた物事が効率よくできているということがあります。
このことからも、XRの技術は、ますます進んでいくことが分かりますね。
そんなXR技術を支えていく業界、そして個人の自由時間を楽しくさせてくれるアナログを支えていく業界、
それぞれに所属する企業の発展も楽しみですね。
次回の【教科書から学ぶ生活経営】では、『エネルギー』について見ていきます。
7月15日の開催も、お楽しみに!
☆今後の開催日程☆
7月15日(木)
9月16日(木)
11月18日(木)
いずれも20:30~22:00開催
※お申込み締切りは開催3日前迄