このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。
前回の問題はこちら!
前回のマネトレ問題
家計の体力を知るツールとして適しているのは?
1.家計簿 2.家計の損益計算書 3.家計の貸借対照表 4.ライフプラン
答え
3.家計の貸借対照表
【解説】
家計簿は、これまでのお金の動きが見えるので、過去やってきたことの流れが見えます。
それとは逆に、未来のお金の流れの予測がライフプランになります。
家計の損益計算書は、1年間の振り返りとしてどんなことにお金を使ったか、今年の収支はいくらかが分かります。つまり1年間の家計簿の総まとめになります。
そして、家計の貸借対照表は家計の現在の体力と、時間とお金のバランスを知ることができます。
企業でも、決算の時に貸借対照表(バランスシート)を作りますが、家計のバランスシートでも資産や負債をを短期、中期、長期に分けて、今あるお金や金融商品からその金額を振り分けてみます。
例えば
・短期資産:現金、預貯金、財形など
・中期資産:債券、貯蓄性保険など
・長期資産:株式や確定拠出年金、退職金など
・短期負債:クレジットカードのローンや自動車ローンなど
・中期負債:奨学金や教育ローンなど
・長期負債:住宅ローンなど
これらの金額を出していき、総資産から総負債を引いたものが『家計の体力』になります。
今、家計の体力がマイナスだったとしても気に病むことはありません。
短期資産vs短期負債、中期資産vs中期負債、長期資産vs長期負債、それぞれのバランスがどうなっているのか現状を知り、バランスよくすることで将来にむけて体力づくりの計画を立てることができます。
よく目にするのは、住宅ローンなどで長期の負債が大きいのに、資産のほうは短期の流動的なものしか持っていないケース。
この場合にはもしかしたら住宅ローンの金利に対応できる力が不足しているかもしれないので、ローンを早く返済するよりも長期資産を持つことで、将来にわたっての体力づくりができていくかもしれませんね。
マネートレーニングに欠かせないバランスシートをうまく活用できるようになると良いですね!